KRG INVESTOR RELATIONS
[KRG-IR]令和8年度(第13期)第1四半期 決算報告
― MQ会計(STRAC)で見る 第1四半期の損益構造 ―
本資料は損益を西順一郎先生のMQ会計(STRAC)の構造で開示するものです。
第1四半期トピックスQ1 TOPICS
損益計算書(要約)P/L
| 科目 | 金額 | 対売上(PQ)比 |
|---|---|---|
| PQ売上高 | 33,865 | 100.0% |
| VQ売上原価(変動費) | 9,402 | 27.8% |
| MQ売上総利益 | 24,463 | 72.2% |
| F販売費及び一般管理費 | 17,357 | 51.3% |
| 営業利益 | 7,107 | 21.0% |
| 営業外損益(F3) | △48 | △0.1% |
| G経常利益(=当期純利益) | 7,058 | 20.8% |
※ 本表は第1四半期(春・2〜4月)単体。IT事業の年間契約(ランニング)等が期初に計上されるため、通期に対して第1四半期の売上構成比が大きくなる傾向があります。第2四半期以降は次回の報告で開示します。
貸借対照表(要約)B/S
直近時点の財政状態。単位:千円。
資産の部
| 現金及び預金 | 16,665 |
| 売上債権(売掛金) | 11,029 |
| その他流動資産 | 3,092 |
| 流動資産 合計 | 30,786 |
| 無形固定資産(ソフトウェア) | 14,221 |
| 投資その他の資産 | 2,406 |
| 有形固定資産(償却後) | △1,174 |
| 固定資産 合計 | 15,453 |
| 資産 合計 | 46,238 |
負債・純資産の部
| 流動負債 | 9,756 |
| 長期借入金 | 5,625 |
| 役員借入金 | 10,307 |
| 負債 合計 | 25,688 |
| 資本金 | 38,300 |
| 資本剰余金 | 33,000 |
| 利益剰余金 | △50,750 |
| 純資産 合計 | 20,550 |
| 負債・純資産 合計 | 46,238 |
※ 有形固定資産(償却後)が△1,174千円とマイナスになっているのは、利用している会計システム(FMクラウド会計)の仕様により、無形固定資産(ソフトウェア)の減価償却を無形側で処理できず、有形固定資産側で償却計上しているためです。実際に有形資産が不足していることを示すものではありません。
STRAC図(MQ会計表 P/L)STRAC / MQ ACCOUNTING
▶ この図でわかること:売上(PQ)が変動費(VQ)と粗利(MQ)にどう分かれ、その粗利が固定費(F)と利益(G)へどう配分されたか。当四半期の損益構造が一目で分かります。
縦の高さ全体がPQ(売上)。PQを縦にVQ+MQに分け、MQをさらにF+Gに分けます。狙いは右下のG(経常利益)です。
※ 単位:千円。Fは営業外(F3)を含むため、G=経常利益(=当期純利益)です(特別損益なし・法人税等は繰越欠損金により未計上)。f/m比率=F÷MQ。g/m比率=G÷MQ。
固定費(F)の内訳FIXED COST
▶ この表でわかること:黒字・赤字を左右する固定費(F)が、人件費・経費・減価償却・営業外・未来投資のどこにいくらかかっているか。
| 区分 | 金額 | F比 | 内容 |
|---|---|---|---|
| F1 人件費 | 6,353 | 36.5% | 役員報酬・賃金・パートナー費 |
| F2 経費 | 6,957 | 40.0% | 家賃・通信・手数料・旅費・貸倒 等 |
| F3 営業外 | 48 | 0.3% | 支払利息−受取利息・雑収入 |
| F4 未来投資(戦略費) | 2,376 | 13.7% | 研究開発・広告・研修 等 |
| F5 減価償却費 | 1,670 | 9.6% | ソフトウェア・車両 等 |
| F 合計 | 17,405 | 100.0% | f/m比率 71.1% |
経営指標KEY METRICS
▶ この指標でわかること:自己資本の厚み(安全性)と、利益を生み出す効率(収益性)。f/m比率は100%を下回るほど黒字体質です。
※当四半期累計
※当四半期累計
f/m比率ランク(西式MQ会計・目安)
| ランク | f/m比率 | 評価 | |
|---|---|---|---|
| S | 〜59% | 超優良企業 | |
| A | 60〜79% | 優良企業 | ← R8 第1四半期 71.1% |
| B | 80〜89% | 普通企業 | |
| C | 90〜99% | 危険水域 | |
| D | 100〜199% | 赤字企業 | ← 前期 R7 166% |
| DD | 200%〜 | 倒産路線 |
※ f/m比率(=固定費F÷粗利MQ)による格付けの目安。R8第1四半期は A(優良企業) に位置し、前期R7の D(赤字企業) から改善しました。
事業別セグメント損益BY BUSINESS LINE
▶ この表でわかること:売上をどの事業が牽引し、どの事業が高い粗利率(=稼ぐ質)を持っているか。
R8計画の3事業フレーム(タレ・協会/マネジメント・IT)でMQを分解。MQ率が事業の“質”を示します。
| 事業セグメント | 売上 PQ | 構成比 | 変動費 VQ | 粗利 MQ | MQ率 |
|---|---|---|---|---|---|
| IT事業(サーバー/開発/外販) | 26,805 | 79.2% | 8,271 | 18,534 | 69.1% |
| 協会(マネジメント)事業 | 6,087 | 18.0% | 485 | 5,601 | 92.0% |
| タレ事業 | 858 | 2.5% | 427 | 432 | 50.3% |
| その他 | 115 | 0.3% | 4 | 111 | 96.8% |
| 未配賦変動費 | ― | ― | 215 | △215 | ― |
| 合計 | 33,865 | 100.0% | 9,402 | 24,463 | 72.2% |
前期(R7)との比較R7 vs R8-Q1
▶ この表でわかること:売上規模ではなく“収益構造の質”が前期からどう変化したか(粗利率・f/m比率・最終損益・自己資本)。
時点・期間が異なるため売上額の単純比較はできませんが、収益構造の“質”を示す比率は比較できます。
| 指標 | R7(第12期) | R8 第1四半期 | 評価 |
|---|---|---|---|
| MQ率(粗利率) | 51.7% | 72.2% | 改善 |
| f/m比率(F÷MQ) | 166%(D) | 71.1% | 黒字水準 |
| G(最終損益) | △24,337 | +7,058 | 黒字化 |
| 自己資本(純資産) | 13,485 | 20,550 | 回復 |
※ f/m比率は100%を超えると粗利で固定費を賄えない赤字構造。R8-Q1は71.1%=MQがFを上回る黒字構造に転換しています。
業績推移(新四半期・過去3年)QUARTERLY TREND
▶ このグラフでわかること:単発の数字ではなく、売上・利益・自己資本が過去3年でどう動いてきたかの流れ。
決算期変更(旧5月決算→1月決算・R6期)に伴い四半期の区切りが変わったため、過去と現在を同じ土俵で比較できるよう新四半期(春2〜4月/夏5〜7月/秋8〜10月/冬11〜1月)へ再集計しています。単位:百万円。
売上高(PQ)。R8第1四半期(26春)は前期からの売上計上ずれ(前受金の当期計上)を多く含むため一時的に33.9百万円と突出。実力ベースの水準とは異なります。
経常利益。FY24の黒字(24夏=補助金約10百万円、24秋=大型IT受注)を除き赤字が続き、R7(FY25)は全四半期赤字。R8第1四半期に+7.1百万円で黒字転換。
純資産(自己資本)。39〜44百万円の水準から、R7(FY25)にかけて12.5百万円まで低下。R8第1四半期に20.6百万円へ回復。
通期業績推移(年度)ANNUAL
| 期 | 期間 | 売上高 | 経常利益 | 当期純利益 | 純資産(期末) | 自己資本比率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 第9期 | 22/6–23/5 | 52,349 | 15,244 | 15,064 | 41,339 | 94.0% |
| 第10期 | 23/6–24/5 | 54,926 | △583 | △9,552 | 31,787 | 63.0% |
| 第11期 | 24/6–25/1(8ヶ月) | 60,667 | 4,120 | 6,036 | 37,822 | 85.5% |
| 第12期(R7) | 25/2–26/1 | 66,806 | △22,957 | △24,337 | 13,485 | 29.6% |
| 第13期(R8) 第1四半期実績 | 26/2–26/4 | 33,865 | 7,058 | 7,058 | 20,550 | 44.4% |
| 第13期(R8) 通期計画 | 26/2–27/1 | 120,000 | ― | 11,870 | 28,000 | ― |
※ 第9・10期は旧5月決算(各12ヶ月)、第11期は決算期変更により8ヶ月、第12期以降は1月決算(12ヶ月)。期間が異なるため通期額の単純比較には注意が必要で、上の四半期推移が実質的な比較になります。経常利益の各期末「決算整理」は通期に含みます。
R8事業計画への進捗VS R8 PLAN
通期計画(売上1.2億円・利益1,100万円・自己資本2,800万円回復)に対する第1四半期時点の到達度。
※ IT年間契約の期初認識により売上・利益はQ1に偏重します。下期の協会(マネジメント)事業のPQ自動回収が通期達成の鍵です。
代表取締役メッセージMESSAGE FROM THE CEO
第1四半期は経常利益706万円と黒字になりました。ただし、この黒字の多くは前期からの売上計上のずれ(前受金の当期計上)によるもので、当四半期単体の実力が大きく改善したわけではありません。そこは率直にお伝えします。
当社はいま、人材の登用を進め、あえて固定費(F)を厚くかける方向へ舵を切りました。今期はその準備と投資の段階であり、その成否は第2・第3四半期で見えてきます。
最優先は、当社の協会(マネジメント)事業を核とした教育事業の展開です。協会運営のノウハウを体系化した「協会大學校」を、いよいよ事業として立ち上げます。6月から受講者の募集を開始し、テスト運用に入ります。協会経営120項目をパッケージとして提供し、これを次の収益の柱に育てます。
課題も率直に共有しながら、再生を着実に前へ進めてまいります。
代表取締役 やすひさてっぺい
- 金額は千円単位(千円未満を四捨五入)で表示しています(例:¥66,805,683 → ¥66,806)。STRAC図・推移グラフを含め単位を統一。比率は四捨五入のため、内訳と合計が一致しない場合があります。
- 本資料は西順一郎先生のMQ会計(STRAC)に基づき、当社の管理会計区分(PQ・VQ・F1〜F5)で作成。F1=人件費、F2=経費、F3=金利(営業外)、F4=戦略費(未来投資)、F5=減価償却費。
- f/m比率=F÷MQ。安全余裕率=1−(損益分岐点売上÷売上)。ROE・ROAは当四半期累計の純利益による期間値(年換算前)。
- R7数値は第12期定時株主総会報告に基づく概算。第3・第4四半期は未到来で、確定値は通期決算にて改めて開示します。
ケーアールジー株式会社(KRG inc.)
代表取締役 やすひさてっぺい
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